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トラック運転手の高齢ドライバーいつまで働くか?

60歳を超えたトラックドライバーとの向き合い方

最近、60歳になったばかりのドライバーとじっくりお話しました。その方は普段長距離のドライバーをされている方で、事務所に入ってくる時は必ず『腰が痛いと』と決まり文句を言います。

この方とは付き合いもそこそこ長く8年間程になります。一緒に飲みに行ったこともあります。正直私が言うのもなんですがこの方は見た目はどっからどう見てもおじいちゃんで、たまに大丈夫かな?と、不安になることもあります。

しかしながら、仕事中は小さい動きで淡々と10t分の荷物を下ろすのです。私はこの運転手さんがいったいいつまで働けるのか?体力的な問題を考えた時にどうしてやるのがいいか?を考えていきたいと思います。

 

トラックドライバーの平均年齢(2020年現在)

全日本トラック協会が出している『トラック輸送状況の実態調査』等を調べると、
「40~49歳」39.6%、「50~59歳」30.1%、「30~39歳」17.6%、「60歳以上」8.4%というデーターが出ている。

そしてこれを参考に私の持っている2000人分のデーターを合わせると、実際、平均年齢48~50歳くらいの数値になっています。さらにこの年齢構造でみると、このまま業界が若返りしようがしまいがここ10年間の間くらいに大量(過半数)の60歳運転手の波がやってくることになります。

 

いつまでトラックドライバーを続けていきますか?

60歳を迎えたドライバーは、大半が地場(毎日帰れる仕事)でいいという意見が多いです。しかしながら、65歳を迎えてすぐに退職して年金をもらいたい方は大半ではなく、65歳になっても何かしら働きたいという人は結構います。

つまり、体力的にはしんどいから長距離は無理でも、簡単な仕事や地場なら細々とやっていきたいという感じでしょうか。ちなみに上の運転手は腰が痛いから、荷扱をしない条件付き雇用の話をしていました。

 

あなたの運送会社は、あなたの高齢化を歓迎してくれますか?

これは今から運送会社見極める上で大事になりそうです。私は上のように高齢を迎えたドライバーにいくつかのルートを会社として用意すべきと思っています。

特に会社の規模ある程度大きいと、運送経営以外にも倉庫や不動産等の多角経営をしている可能性があるため職域が広がりますが、会社の規模が小さいとそうもいきません。あなたが働いてくれる限りずっと今の業務をこなしてくれることを望むでしょう。

つまり65歳を超えても長距離ドライバーをすることになるかもしれません。

 

もしトラックドライバーとして転職するなら

会社規模5~10人くらいの転職は厳しいかもしれません。あなたの能力が高くても周りが高齢者ドライバーならおそらく10年以内の倒産リスクは跳ね上がるでしょう。

ただし例外もあります。親方(社長)があったかい人なら別です。何人か知っていますが、ああ・・・こういう社長なら最後まで一緒に働いていたいなぁとなる人もいるので一概にはいえません。ただ一般的には転職するなら中規模以上の会社がいいでしょう。

 

60歳を超えたトラックドライバーの道

上にあげた方は経験が豊かで知識と教養があったので、夜間点呼者として事務所で頑張ってもらっております。今では夜間の連絡時に指示書の確認や、新人運転手の待機場所など細かく教えてくれています。今までの経験がすごく役にたっていると思います。

また違う例になりますが、半年くらい前に長距離の高齢ドライバーのためにある程度の利益で簡単な地場の仕事を探したこともありました。こういった長距離から地場への切り替えは今後も増えていくと思います。また、倉庫の作業員や軽貨物ドライバー、リフト作業員等になる方も今後でてくると予想しています。

 

60歳を超えたドライバーの引退時期

個人的には65歳未満が長距離の限界値だと感じています。そして地場運行の限界が社会的情勢等も今後考えながら、最長70歳が限界です。そして、安全のための面談と検診を60歳(通常適齢診断65歳)から定期的に受けることを強く推奨します。

 

70歳台のドライバーを募集している会社

最近70歳台のトラックドライバーを募集している会社が結構でてきていますが、私は少し疑問を感じています。おそらく求人として掲載する前に、『シニア応援とかつけるといいですよ』とか簡単に言われている可能性がありますが、トラックドライバーは動体視力や状況判断能力も必要です。

さすがに70歳以上になると個人差はあるが限界がきます。もし雇用する場合、70歳以上で働く運転手の安全のため一定の講習を定期的にどれだけ会社がやっているかをアピールするべきです。つまり、働く人の安全とその人が与える影響も考えないと簡単には雇用できないはずです。いくら高齢者促進といっても人の命を預かる経営者の考えが楽観過ぎるような気がしますが・・・。こういう会社とはあまり取引はしたくないですね。(メーカーなどの荷主視点から見ても)

 

今後のトラックドライバーの働き方について

10年以内に60歳を迎えるトラックドライバーの絶頂期がやってくる。小さい運送会社は10年以内に倒産のリスクがあがる。転職するなら60歳を超えても多様な働き方を提供してくれる会社を選んだ方がいい。

70歳以上を募集している会社は、安全のリスクをしっかりアピールできているか見たが方がよい。むしろ70歳を超えて募集している会社は避けた方がいいかもしれない。

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