エア・タンクの点検 トラック
エアタンクとは?
エアタンクとは、その名の通り、空気を貯めておく装置のことです。現在大型トラックは、空気圧によって、様々な装置を動かしています。その理由として、大型トラックのブレーキは、非常に重いため人間の力では止めることができないからです。
そのため、ブレーキを掛ける際にこの空気を利用します。
具体的には人間が踏むのと同時に圧縮空気で力を倍増するような仕組みになっています。
つまり、エアタンクに空気が貯まっていないと基本的に車を止めることができません。
もし走行中や、エンジン始動時にエアが不足している場合、大きな警告音がなります。

その他にも、エアーサスペッションやトランスミッションなど空気圧を使っている装置はたくさんあります。適切な頻度で点検するようにしましょう。
※個人的に現在の新車だと、やっても1ヶ月に1回くらいです。
エアタンクの点検方法
エアタンクの点検は非常に簡単です。
まずエアタンク下のドレンコックレバーを引いて、水分が貯まっていないかチェックします。
普通はエアドライヤーが作動しているため水分が排出されることはありません。
ただし、場合によっては、エアタンク内で水蒸気が凝縮して出てきた水である凝水(ぎょうすい)が貯まることがあります。
ごく少量ならいいのですが、もし多量の水が出た場合や、ドレンコックのエア漏れを確認した場合、整備工場などで点検しましょう。
このように、1分も掛からずにできます。適切な頻度で点検しましょう。